気になる女性には、当然良い印象を持たれたいものです。
特に「衣・食・住」はその人の印象全体を決めてしまいますし、好みやクセ、嫌な話ですが、、
「その人の程度」まで分かってしまう項目です。
今回の記事では「レストランでのマナー」と「女性に喜ばれる気配り」についてご紹介します。

今回の記事はこのような方向けの内容です
1. 気になる女性、又は彼女、妻と記念日などで食事に行く人
2. 普段レストランはなかなか行かないのでマナーを知りたいと思っている人
3. 自分が気付かない内に減点されない為に知識をつけておきたいと思っている人
この記事ではこんな悩みを解決に導きます
1.女性とレストランに行く時の注意点が分からない…
2.ある程度は知ってるものの十分な知識があるか不安
3.マナーとしては何が良くて何が良くないのか全く分からない
4.マナーは守りたいがカタく食事するのは自分のキャラじゃない…
どこまで崩して良いのか知りたい
「マナー」というのはカチッと決まっていそうで実は曖昧なものです。
基本的には相手への気遣いや思いやりがベースである事を忘れてはいけません。
要するに…
TPOに合った選択ができているか
ということです。
それは服装、お店選び、ジャンル選び、時間帯、その日の予定に合わせた気遣いなどを指します。
それではここからは具体的にレストランへ行く時に相手に合った選択が上手にできる方法をご紹介します。

▪️ C O N T E N T S ▪️
1.レストランへ行く時の服装とお店選びについて
例えば高級なレストランへ行く時、服装とお店選びは必ずセットになります。
こちらは結論から言うと…
その日どのようなスケジュールでレストランに入るのか
で決めると良いと思います。
そして、高級なレストランへ行く日は、レストランへ行く予定からスタートする事をオススメします。
例えば、遊園地へ行ってからレストランへ行くスケジュールだと、スニーカーである場合が多いと思います。
その場合は高級なレストランは別の日にして、カジュアルなレストランへ行くのがベターです。
こちらの表はフランス料理、イタリア料理、日本料理のお店の呼び名とグレードの目安です。(正式なものではなくあくまで私の感覚値です)

一番下の日本酒バーとエノテカに関しては「お酒をメインで楽しむ場所」ですのでグレードは関係ありません。
また、オステリアよりカチッとした雰囲気のトラットリアやビストロよりカジュアルなブラッスリーなどもあり、正式に決まっているものではありません。
基本的にはグランメゾン、リストランテ、懐石料理のディナーはその予定から入れるのがオススメです。
理由は
・服装を完璧に準備できる
・女性にあなたとの特別な食事の時間という記憶を色濃く残せる
・お腹の具合を調整できる
・洗練されたお料理をメインに楽しむ事ができる
と様々なメリットがあるからです。

2.予約の時に使うと良い小ワザがあります
予約段階でもちょっとしたコツがありますが、まずは基本からご紹介します。
相手の苦手な食材やアレルギーを把握しておく
以前からのふとした会話の中で何となく知っている場合などは、再度改めて確認される事をオススメします。
「前会った時、魚卵が苦手と言ってたけどその他に何かある?」と聞くだけでOK。
なぜなら、会話ベースであればその時の気分やたまたま食べたその料理が良くない、などブレる可能性がある為です。
改めて確認してあげる事で、女性側としてもどのコースも安心して楽しむことができます。
座りたい席の希望を伝えてみる
ホームページなどでお店の内観写真を確認し、どの席が良いか事前にイメージしておきましょう。
・景色が良い窓際の席
・オープンキッチンで調理の様子が見える位置
・壁際の角の席(お店全体が見渡せる)
・大きなお花が近くにある席
など、どの席が一番喜んでもらえるかを考えます。
そして、予約の際に席の指定が可能かどうかという点と、可能な場合は狙っている席の空き状況を確認しましょう。
また内観を見てもよく分からない場合はスタッフのオススメの席なども聞くと良いです。
レストランを利用する用途と不安材料などの情報を伝える
聞かれる場合もありますが、用途はこちらから伝えましょう。
通常レストランではディナータイムが始まる前にスタッフでミーティングをします。
「○番テーブルの○○様は初めてのご来店で、デートでのご利用です。このようなレストランは慣れていないそうなのでスタッフで全力でサポートしましょう!」
などの情報が共有されます。
そうすると、お料理が運ばれた時に
「〇〇(料理名)でございます。左右外側にある中くらいのサイズのナイフとフォークで召し上がってください。」
というような案内がある場合があります。
少しでも不安があれば予約の際にはできるだけこちらの情報は事前に伝えましょう。
支払いの場所や、方法を事前に確認する
ホームページなどから「お会計する場所」も確認しておきましょう。
支払いについてのポイントは「6.支払いについて」で詳しくお伝えしますのでそちらをご覧下さい。

3.エントランスにて
エントランスでは荷物と上着を預かってくれるお店もあります。
この時、ちょっとしたお礼でも必ず「ありがとうございます」と敬語を使いましょう。
たとえば預かったスタッフが明らかに自分よりも年下で自分としては親しみを込めて「ありがとう」と言ったつもりでも、初対面でいわゆるタメ語を使うというだけで気にしてしまう女性もいます。
誠実さも感じられますし、スタッフに対して敬意を持つ意味でも敬語を使うようにしましょう。
荷物を預ける時、貴重品は預けられない事が多いので、ポケットに入るサイズのサイフを持ってくる事をオススメします。
こちらも詳しくは「6.支払いについて」でお伝えします。
荷物を預けたら、スタッフが席まで案内してくれますので、女性を先に促して後から自分が続くようにしましょう。
景色優先か上座下座優先かの問題
席には上座と下座があり、基本的にはゲスト(女性)を上座に案内するのがマナーです。
ただし、上座よりも下座の方が景色が良い場合は悩まれる所です。
結論から言うと、
景色や過ごしやすさを優先する
で良いです。
このシチュエーションならスタッフも女性がゲストという事は分かりますので良い席を案内してもらえるとは思いますが、席選びの注意点は以下の通りです。
・景色が良いか
・お店全体を見渡せる位置か
・女性の後ろが人の通り道になっていないか
・化粧室が近くにないか
・冬場なら外気が入ってこないか(入口付近など)
・ソファー席(固定された4名以上のグループ席)が近くにないか
そもそも上座下座は日本のマナーなので西洋料理店では考える必要がないというのが個人的な意見です。

4.オーダーについて
お料理のオーダーについて
オーダーについては主に2種類あります。
・コース
・アラカルト(単品注文)
もちろんオススメはコースです。
特に高級なレストランである程、概ねコースのみの提供となります。
コース料理は計算された絶妙なバランスで構成されている為、そのお店のベストな料理といえる為、せっかくならコース料理をオーダーしましょう。
また、同じタイミングで同じお皿が出てくる為感動を分かち合えますし、感想などから共感することもできます。
同じ料理というだけで同じ動作で食べる為、ミラー効果が発揮される事にも繋がります。
心理学の言葉で、相手と同じ仕草や動作をする事で無意識に相手に尊敬や好意を表現すると同時に、無意識に相手との心理的な距離を縮められる効果の事です
相手の様子を見ながら口に運ぶタイミングを合わせるとより効果が増します。
少しカジュアルなレストランではアラカルトなども魅力的ですが、アラカルトでは絶対に相手との品数を合わせましょう。
アレもコレも食べたいとなって男性の方が1皿多い場合ですと、たとえば女性が肉の時は自分は魚、女性がデザートの時に自分は肉となります。
先程のミラー効果はおろか、最後は男性がデザートを食べてる姿を見るだけとなるので女性としても気を遣う時間となってしまいます。
ですのでアラカルトを注文する時には、必ず品数を合わせる事を覚えておきましょう。
ワインのオーダーについて
せっかくなのでお料理にワインを合わたいものですが、「ワインはどう選んだら良いか分からない…」という方は多いのではないでしょうか。
ワイン選びの結論は間違いなくコレです。
スタッフと一緒に女性の好みのテイストを聞いてスタッフのオススメを持ってきてもらう。
これでまず間違いありません。
「男性としてはカッコがつかないのでは…」
と思うかもしれませんが、ワインの世界は非常に奥が深く、ちょっと勉強した程度では全く役に立ちません。
レストランのワインのストックはそのお店のお料理に合わせて取り揃えます。
スタッフはそのお店のお料理とワインについてのプロです。
ある程度の知識があったとしても、スタッフを呼んで女性の好みを直接聞いてもらい、スタッフにワインをチョイスしてもらうようにしましょう。

5.基本的なテーブルマナーについて
・ナプキンについて
テーブルの中央に畳んで置いてあるナプキンは最初の料理が来た時に手に取って膝の上に乗せます。
それまでは触らないようにしましょう。
最初にドリンクが来た時はその時に膝に乗せればOKです。
口元にソースがついた場合などはナプキンで拭きます。
乗せ方は正方形のナプキンを二つに折り、2枚になる方をテーブル側、1枚になる方を自分側にします。
理由は2枚になっている方の1枚目の裏で口元を拭けば、戻した時に誰からも見えない為です。
離席する時は同じ方向に2回折って縦長にし、イスの背もたれにかければ離席中の合図にもなります。
・並べてある物は触らない
最初から置いてある飾り皿や、カトラリーは触らないようにしましょう。
飾り皿はスタッフが回収してくれますし、カトラリーは使う時にのみ手に持つのがマナーです。
・グラスについて
スパークリングワインやワインを注ぐ時によくグラスの脚の平らな部分を押さえる方がいらっしゃいますが、これは不要です。
指紋もついてしまうのでやめましょう。
脚付きのグラスは手の体温が飲み物に伝わらないようにする為にありますので、飲む時は脚を持って飲みましょう。
・食べるペースを女性と合わせる
お料理は温かいうちがベストな状態なので運ばれてきたら早く食べたい気持ちは分かります。
しかし、会話や食べるペースは女性に合わせて進めるようにしましょう。
話の途中で運ばれてきてもまだ女性が夢中に話をしている場合はできるだけ話を聞く事を優先し、女性が気持ちよくその場を過ごせる配慮を優先させる方が良いです。
さすがに全く食べず話し続ける人はなかなかいないと思いますので、女性がお料理に意識が向けば合わせて食事しながら、に切り替えた方が居心地の良い時間となります。
一皿ずつ、女性と食べ終わるタイミングに大きなズレがなければ良い食事の進め方といえます。
・カトラリーのサインについて
これは皆さんご存知だと思いますが、食べている途中を指す時はカトラリーをハの字に、食べ終わった時は4時の角度で並べて置くようにしましょう。
・パンの食べ方
パンは小ぶりなものが出る場合が多いですが、手でちぎって一口で食べられるサイズにしてから食べるのがマナーです。
そのままかぶりついてはいけません。
また、パンにお肉などのソースをつけて食べるのもやめましょう。基本的にはマナーから外れてしまいます。
・カフェについて
食後のデザートの時のコーヒー、紅茶の砂糖の入れ方は、トングで角砂糖をつかみティースプーンに乗せてから静かに沈めて溶かすようにしましょう。
トングからそのまま入れるとハネてしまいますし、テーブルクロスを汚す原因にもなります。
顆粒の砂糖の場合は砂糖に添えてあるスプーンから直接カップに入れて問題ありません。

6.支払いについて
ポイントはこちらの2点です。
・テーブルからお会計の場所が見えていないかどうか
・テーブル会計が可能かどうか(テーブル会計のみの場合もあり)
お会計は男性側が出す場合、知らない間にスマートにお会計を終わらせたいものです。
あなた:「じゃあそろそろ行こうか」
女性:「うん、あ、、お会計はどうしよ?」
あなた:「もう済ましといたよ」
女性:「キャーーー!(良い方の悲鳴)」
コレ完璧ですよね。
こうなる為には、
女性が一定時間いないシチュエーションが必要です。
・別の場所でお会計が可能な場合
これはカンタンで、自分が離席すれば良いだけなので「お手洗いに」と言ってお会計を済ませればOKです。
その時に席からお会計の場所が見えてしまっていると不恰好になってしまうので事前に確認しておきましょう。
また、ポケットに入るサイズのサイフを持ってくるようにしましょう。
サイフが大きいとお会計の時に自分が離席する場合、大きなサイフを持ってお手洗いなんて不自然なのでジャケットなどに納められるサイフを持たれる事をオススメします。
オススメはジャケットの内ポケットに入るサイズの小銭入れがない薄型の長財布です。
これをジャッケットの内ポケットに入れておけば食事中も気になりません。
今はスマホやカードでほとんどの支払いが済ませられますので小銭がなくても問題ありません。
長財布である理由は仮にその後現金で支払いするシーンがある場合はお札がまっすぐキレイな状態なので、それだけで誠実な印象を与える事ができる為です。
・テーブル会計の場合
これは逆に女性に離席してもらう必要があります。
デザートが運ばれ、それ以降金額が変わらない所まで進むとお会計が可能なので、そろそろお店を出るタイミングで「お化粧直ししてくる?」と一声かけましょう。
基本的に女性は食事をするとリップを直したりお酒を飲んだ自分の様子を鏡で確認したりしたいものです。
ちなみに「トイレ大丈夫?」とかはデリカシーがないのでNGです。
女性が離席したら勝負の時間。すぐスタッフを呼んでここもカードで支払いを済ませましょう。
現金はオススメできません。
スタッフがレジへ行きお釣りをトレーに乗せて席まで持ってくる為時間がかかります。
また、トレーに乗ったお釣りをジャラジャラ自分のサイフに突っ込んでいる所に女性が戻ってきたらサイアクです。
素早く、スマートに済ませられるカードで支払いをしましょう。

7.まとめ
以上の点を気をつけながらお食事をすると、誠実さが伝わり好印象を持たれることになるでしょう。
やはり結局は
気遣いや思いやりがベース
となりますので、今回の記事でご紹介したシーン以外でもその思いがあれば相手に良い印象を与えることに繋がります。
無理をせず、自分らしい範囲で思いやりを持った行動、言動を心掛けると、きっと気になる女性にも好印象を持たれる事と思います。
皆さんも是非実践して頂き、よりスマートな振る舞いができる男性に磨きをかけて頂ければ幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。